ドクターメイトは、いつでも介護関係者のそばに医療がある安心をお届けするため、日中医療相談、夜間のオンコール代行サービスのほか、介護スタッフ向けの教育支援ツールを提供している会社です。
今回は内定者の三上さんがドクターメイトの社長に、「本当に来てほしい学生」について聞いてみました。
Q:社長が一緒に働きたいのはどんな新卒ですか?
Q:どんな内容のガクチカが魅力的ですか?
Q:やりたいことが決まってないとダメですか?
Q:面接の前にどんな準備をしておいたらいいですか?
ひとつでも気になった就活生、必見です!
登場メンバー
・青柳さん:写真右
株式会社ドクターメイトの社長。
土日は皮膚科医として診察もしている。
みんなを笑顔にしたいと日々願っているが、ギャグは滑りがち。
・三上さん:写真左
ドクターメイトのインターン生。
推しを輝かせるために芸術学部に入り、ステージ照明を学んできた。
23新卒としてドクターメイトに入社予定の内定者でもある。
内定者が社長に突撃インタビュー!
社長が魅了される新卒って?
Q:社長が一緒に働きたいのはどんな新卒ですか?
三上:青柳さん! 突然ですが、面接をしていて「お、めちゃくちゃいい!」と感じる新卒って、どんな学生ですか?
志望企業の面接で無双したい新卒向けに、記事を書こうと思ってまして。
青柳:む、無双?どういうこと(笑)?
三上:要するに、ベンチャー企業の社長が、学生のどんなところを見て内定を出しているのか知りたいんです(笑)!
青柳:そうだな〜。僕としては、やっぱり働くことによってなりたいものや、やりたいこととか「目指す先がはっきりしている人」を応援したくなりますね。
三上:学歴が高いとか、リーダーやってたとかじゃなく……?
青柳:じゃないですよ(笑)。特に学歴に関しては、一切気にしてないですね! 正直どうでもいいと思ってます。
学歴や肩書きよりも「やってきたこと・やりたいことと、その理由を語れるかどうか」が100万倍大事です。だから僕は「5年後・10年後、どういう姿になってたいですか?」「ここに入ってやりたいことはありますか?」「その理由は?」って聞いちゃいます。
三上:そ、そうなんですね!
Q:どんな内容のガクチカが魅力的ですか?
三上:「やってきたこと」から理由を語らないといけないと思うんですが、ES(エントリーシート)のガクチカ(学生時代に力を入れたこと)って、コロナ禍だったのもあってあんまり自信がなかったんですよ……。留学とかイベント運営とか部活・サークル活動とか、ガッツリ動けなかったので。
青柳:目立った活躍や派手な経験がなくても大丈夫ですよ。ガクチカで僕が知りたいのは、どれだけインパクトのある経験をしてきたかじゃなくて、どんな思いでどんなふうに取り組んできたか、なんです。
僕が聞きたいのは主に3つ。すごいことじゃなくてもいいので、「やってきたこと」「その理由」そして「モチベーションの源泉」です。
三上:どうしてですか?
青柳:この企業で一緒に成長できるか、力を発揮してくれるかを想像できるようになるからです。
やりたい理由が具体的であればあるほど「じゃあこんな感じで活躍してくれそうだな」とか「この部署ならやりたいことを実現できるだろうな」とかイメージが湧いてくるんです。
それに、その人が目指している先やモチベーションの源泉を知っていれば、会社としてキャリアをどうよくしていけるか考えられますから。
大事なファーストキャリアを過ごしてもらうからには、その人にとって価値ある時間にしてほしいし!
なぜそれに取り組んで、そこから何を得たのか。これからどうなりたくて、それはどうしてなのか。そうしたことをはっきり伝えてくれる学生に出会うと「来てほしいぃぃぃ!」ってなります(笑)。
三上:なるほどぉ! 優秀かどうかじゃなくて、入社してからの様子をイメージできる人かどうかをチェックしてるんですね。
青柳:そんな感じです! どんなガクチカでも、経験そのものよりも想いや学びの方がずっと大事だと思いますよ。
Q:やりたいことが決まってないとダメですか?
三上:就活が始まってから自己分析とかもしましたけど、将来やりたいことってなかなか出てこなくて結構苦労した覚えがあります……! やっぱり、やりたいことがないと魅力的だと思ってもらえないんですかね……?
青柳:会社で働いたこともなくて、社会にどんな仕事があるか分からないのに、やりたいことだけ先に見つけなきゃいけないって思うと難しく感じますよね。
でも、僕らも学生に社会全体を知っててほしいとは思っていないし、難しく考えすぎなくていいと思うんですよ。
まずは身近な好きなこと、やりたいことを、なんでもいいから言語化する。それってどうしてなんだっけ、と考える。自分の中でそれが論理的になるまで「なぜ?」と問い続けて、人に語れるようになる。それが大事だと思っています。どんな内容であっても、マイナスになることはないです。
例えば、ゲームが好きだとしますよね。で、どんなゲームが好きなのかなと考えたら、単純に課金やアイテムでキャラがレベルアップして強くなるゲームよりも、自分の操作技術が上がって効率的に動けるようになることで点数が伸びるようなゲームが好きだなって気づくとします。
それはどうしてなのか? どういう時に喜びを感じるのか?
そんなことを、自身で「なぜ?」と分析しまくってほしいんです。
三上:おぉっ! 働くことと直結させなくていいなら、できそうかも。
青柳:そうして出た結論を伝えてもらえれば、まず「論理的に深掘りする思考力があるな」と感じるし、そこから「だったらこの部署で、こんな活躍をしてくれそうだな」とこちらがイメージできるようになります。
三上:新卒の面接で、配属先までイメージするものなんですか? 学生側が希望の部署を言わなくても?
青柳:しますね。新卒メンバーが組織に与える影響って、みなさんが思っているよりもずっと大きいんですよ。
新卒が頑張る姿は他のメンバーにとっても刺激になるし、新卒に教えることは先輩社員にとって再学習の機会になる。だから、成長させたい組織に、頑張ってくれそうな新卒を入れたいなっていう経営側の思惑もあったりします。
そういう意図で「このチームでならうまくいきそうだな」とイメージできたときに、内定という結論を出す勇気が出るんです。
新卒を迎えることは企業としてその方の未来を預かることでもあるので、代表として「共に成長できる素質・環境がある」と確信して進める必要があると思っています。
三上:自分が何をやりたくて、それはどうしてなのかを語れれば、その内容から適切な部署や役割を企業側がイメージしてくれるんですね!
青柳:ある程度はね! もちろん、自己分析を進める中でやりたいことの言語化ができれば、企業選びもわかりやすくなると思いますよ。
「世の中をよくしたい」と思ったらドクターメイトに来てくれる人もいるだろうけど、逆に「地図に残る仕事がしたい」とか「エンターテイメントを極めたい」っていう方はドクターメイトを選ばないでしょ?
三上:そうですね。やりたいことができる会社かどうかを前提にして受ける企業を選べば、志望動機も同じことを語れるし、面接でも困らなそうです!
青柳:うんうん、そのほうが楽だと思うなあ。
Q:面接の前にどんな準備をしておいたらいいですか?
三上:とはいえ、やっぱり面接の前には企業研究が必須ですよね? やっぱり内定は欲しいので、複数の会社にエントリーすることを考えるとけっこう大変だなと思ってて……。
青柳:そうですねぇ。まず、社会のことをあまり知らない中で企業選びをするのはすごく難しいと思います。僕自身も元々は医者をしていて、ビジネスのことは知らなかったので気持ちはわかるつもりです。
だからこそ「恥ずかしくないように、全部知ろう!」「深く知らないと選べない!」と思っちゃうと泥沼なので、気をつけたほうがいいかもしれません。
三上:え、そうなんですか?
青柳:面接はテストじゃないのでね。「企業研究してきたので、御社のことはなんでも知っています!」と言われても「よし、合格!」とはならないですから(笑)。
志望企業の事業内容を全部理解する必要って全然なくて、細かいことは入社した後に働きながら学べばいいんです。
むしろ僕は「あなたの会社のここに魅力を感じたんです」って言語化してくれるほうがずっと嬉しいですし、「おおっ」と思います。
三上:正しく詳しいことよりも「自分にとって御社の魅力はここです!」と言えればいいってことですね。
青柳:そうです、そうです!
じゃあそれを言えるようになるために何をやったほうがいいかっていうと、広く浅くでもいいのでたくさんの企業のたくさんの情報を眺めて、自分の中の感性に引っかかるワードやポイントを見つけることだと思います。そして、それがどうして気になったのか、言語化する。自分の軸と照らし合わせていくんです。
三上:「やりたいこと」「その理由」「モチベーションの源泉」を言語化した上で、その軸と企業にどんな関係性があるかを語れるようにする……。それが大事なんですね!
社長から就活生へメッセージ
三上:最後に、就活中の学生に向けて、メッセージをお願いします!
青柳:今回は僕の目線で「こんな新卒と一緒に働きたい」ってことをお伝えしましたけど、就活というのは前提として「企業と学生のマッチング」です。相性が良ければ自然と内定は出るし、学生が企業に気に入られるために自分を偽る必要はありません。自分のことをちゃんと語れるようになる! これが一番大事です。
そして「この会社に入るのが人生の正解」なんてことは誰にも分かりません。偶然の出会いから新しい道が拓けたり、自分の新しい側面を見つけることもあると思います。働いて成長した先で次のやりたいことが見つかったら、その時に転職すればいい時代ですし。
就活に正解はないからこそ、自分のやりたいことを大切にして、選んだ道を自分の力で正解にしてほしいです。
もし今、僕らのやりたいことが一致しているなら、同じ未来に向けて頑張っていけたら嬉しいなと思います! お待ちしてます!